3分間の設定でAWS135サービスのドキュメント更新を一括RSSフィード登録する
「AWSの公式更新情報って、どこでみるのが一番最速なん?」
今年も、AWS re:Invent 2018の開催まであと僅かとなってきました。クラスメソッドでも、AWS re:Invent 2018 JAPAN PORTALを既に用意しており、60名という意味不明な規模で参戦してきます。
今年も大量の新サービスや既存サービスのアップデートが想定され弊社も全力で情報発信していますが、AWS公式の更新情報がどこにあるのかも事前におさえておきたいところ。
以前、AWSブログやYoutube、Podcastの更新情報取得のためのRSSフィードは下記記事で紹介しました。
導入3分!RSSフィード29種一括登録でAWS最新情報を漏れなくチェック | DevelopersIO
実は、AWSにはもうひとつ超重要な公式の更新情報「ドキュメント」があり、ドキュメントの更新は新機能のリリースと同時に行われ、さらにAWS NewsBlogよりも早いことが通例です。
ドキュメントヒストリーで、最新のAWS更新情報を網羅的に確認できます。RSSフィード一括登録のOPMLファイルも用意しておきましたので、AWSマニアの皆さん、この機会にRSSフィードの登録を試してみてはいかがでしょうか?
__ (祭) ∧ ∧ Y ( ゚Д゚) Φ[_ソ__y_l〉 ドキュメントヒストリーダワッショイ |_|_| し'´J
ドキュメントヒストリーとは?
読んで字のごとく、ドキュメントの更新履歴です。
AWSの仕様を調査するとき、なにはなくとも一番最初に調べるべきなのが、こちらのAWS公式ドキュメント。
上部ページ配下に、AWSの各サービス毎に公式ドキュメントの全てが格納されており。この中のドキュメント更新履歴が、各サービスのドキュメントヒストリーとしてまとめられています。
例えば、みんな大好きEC2のドキュメントヒストリーページがこちら。
EC2の最近のアップデートがもれなく記載されています。またドキュメントヒストリーページの上部にはRSSフィードボタンがあり、ここからRSSフィードのURLを取得できます。EC2のドキュメントヒストリーRSSフィードはこちら。
内容みていただければわかりますが、アップデート内容まで含めて記載されています。
ドキュメントヒストリーを見ることのメリット
メリット1「機能アップデート情報として確実なソースである」
AWSの機能拡張はえげつないぐらいのスピードで進んでいますが、それに負けず劣らずの品質で更新されているのがそのドキュメント群。英語のドキュメントに関しては、新機能がリリースされた直後にアップデートされます。そのため、ドキュメントの履歴を追うことで、AWS機能のアップデートに漏れなく追従できます。
重要な更新情報やアップデートは、英語のAWS News Blogで公開されることがほとんどですが、こちらで紹介されないアップデートも多々あるんですね。
なので、ドキュメントヒストリーを追うことで、特定サービスについての更新情報を確実に確認することができます。
メリット2「各サービス別にアップデート履歴を追うことが可能」
例えば先日、ECSへの秘匿情報の展開が簡単になりました(参考:ECSでごっつ簡単に機密情報を環境変数に展開できるようになりました!)そのドキュメントヒストリーがこちら。
Document History - Amazon Elastic Container Service
最近更新大杉問題がありますが、シークレット情報の受け渡し以外にも、新しいDockerフラグのサポートや、リソースへのタグ付けが可能になっているのがわかります。
サービス別にその機能のアップデートを履歴で追うことができるのは、このドキュメントヒストリーだけと思われるので、贔屓のサービスは、改めてこれを追ってみると新たな発見があるかもしれません。
135サービスのドキュメントヒストリーのRSSフィードを登録してみる
GitHubに一括登録用のOPMLファイルをアップしておきました。こちらご利用ください。
aws-public-rss-feeds/aws-document-history.opml at master · HamadaKoji/aws-public-rss-feeds
OPMLファイルは簡単に言うと、複数RSSフィードを一括で登録できるXMLファイルです。上記ファイルをダウンロードして各種RSSリーダーに登録すると、135フィードが一括登録されます。通常のRSSリーダーであれば、OPMLファイルのインポート機能があるかと思います。
自分愛用しているInoreaderであれば、設定メニュー「インポート→OPMLのインポート」から登録できます。
「インポート」により、一括でRSSフィードが登録されます。
ECSの最近の更新情報もきちんと、RSSフィードでこうやって確認可能です。
あとは要チェックのフィードをIFTTT連携しておけば、スマホで通知を表示したり、あとはご自由にご活用くださいませ。
ドキュメントヒストリー一覧
上記OPMLファイルで登録されるドキュメントヒストリーの一覧をまとめてみました。一括登録が必要ない場合は、こちらから個別に登録いただいてもOKです。一部、ドキュメントヒストリーのRSSフィードが公開されていなかったり、そもそもドキュメントヒストリー自体が無いサービスもありますので、ご了承ください。
ツカレタ (´Д`)ツカレタ
AWS News Blogやその他情報の取得方法
こちらの記事では、ドキュメントヒストリー以外のAWSブログや、PodCast、Youtubeチャンネルのフィードをまとめています。この機会に、ぜひこちらもご登録ください。
導入3分!RSSフィード29種一括登録でAWS最新情報を漏れなくチェック | DevelopersIO
ドキュメント更新情報をウォッチして世界最速情報を取得し廃人を目指そう!
弊社には、AWS News Blogが更新される前にサービス更新情報をDevelopersIOに書いてしまう変態が一定数存在しますが、その変態たちが更新情報を取得する手段としてドキュメントヒストリーを活用しているのは事実です。コレほんま。
AWSの最前線をはるには必須の情報だと思うので、この機に登録してみてはいかがでしょう。そんな使い方じゃなくても、あとから包括的に各サービスの更新情報を把握するのにも便利ですよ。
それでは、今日はこのへんで。濱田(@hamako9999)でした。